「未経験OK」と書かれたWebデザイナーの求人を見て、転職を考えた方は多いのではないでしょうか。しかし、この言葉には落とし穴が隠れていることがあります。入社したらデザインとは無関係の仕事をさせられた事例は、ネット上でも多く報告されています。本記事では、怪しい求人の実態と、応募前に確認すべきポイントを解説します。
未経験OKの求人が怪しいといわれる本当の理由
Webデザイナーの未経験OKという言葉は、転職を目指す方にとって魅力的に見えます。しかし、なぜ怪しいといわれるのか、その背景から整理しておきましょう。
「未経験」の意味が業界と一般でズレている
一般的に「未経験OK」は「何も知らなくてもOK」と受け取られることが多いです。しかし、Webデザイナーの求人における「未経験」とは「実務経験がない」という意味であり、デザインの基礎知識やツールの操作スキルはある程度もっていることが前提とされている場合がほとんどです。
たとえばPhotoshopやFigmaなどのデザインツールを使えること、HTMLやCSSの基礎がわかることといった知識は、多くの企業が未経験OKの条件に含めていません。この認識のズレが、入社後のトラブルにつながりやすい要因となっています。
企業側が未経験者を雇うメリットが少ない理由
Webデザイナーはスキルと実績で評価される職種です。厚生労働省の統計によると、デザイナー職の有効求人倍率は約0.12倍とされており、求職者10人に対して求人が約1件しかないほど競争が厳しい状況にあります。
つまり、企業はわざわざ未経験者を採用しなくても、即戦力となる人材を選べる環境にあります。それでも未経験OKの求人が多く出ているのは、デザイン以外の業務に人材を充てることを目的としている可能性があるためです。
この矛盾こそが、怪しい求人が存在する根本的な理由といえます。
入社後にがっかりする怪しい求人のパターン
実際にどのようなケースが起きているのかを知っておくことで、怪しい求人を事前に見抜きやすくなります。よく報告されているパターンを確認しておきましょう。
入社したらコールセンターに配属されるケース
「Webデザイナー募集」と書かれた求人に応募・採用されたにもかかわらず、入社後にコールセンターや電話対応の業務に配属されるケースが多く報告されています。企業側の説明では研修の一環とされる場合が多いですが、その期間が数か月から1年以上に及ぶこともあります。
この間、デザインスキルはまったく身につかないため、転職活動の遠回りになるリスクが高くなります。求人票にコールセンター業務について一切記載がない場合や研修内容が具体的に書かれていない場合は注意が必要です。
「研修」という名目でデザインと無関係の仕事をさせられるケース
「入社後に研修あり」と記載された求人でも、研修の実態が営業やデータ入力といったデザインとは無関係の作業である事例があります。小規模な企業ほど未経験者を育てる余裕がないことが多く、研修の質が低くなりやすい傾向があります。
また、土日を使った自腹での外部研修を求められるケースも存在します。研修期間中にデザイン業務に関われる見通しが不明確な求人には、とくに注意が必要です。
面接の際には研修内容を具体的に質問し、デザイン業務に携われる時期を確認しておきましょう。
ポートフォリオ不要・スキルゼロで採用されるケース
Webデザイナーの採用では、通常ポートフォリオの提出が求められます。ポートフォリオとは、自分が制作したデザイン作品をまとめたもので、スキルの証明になる重要な資料です。
「ポートフォリオ不要」「完全にスキルゼロでOK」と明記されている求人は、デザイン業務を担わせる意図がない可能性が高いといえます。信頼できる求人であれば、実務経験がなくても最低限のデザイン知識やツールの習得は求めるのが一般的です。
選考がトントン拍子で進む場合ほど、怪しい求人である可能性に注意が必要です。
応募前に確認すべき求人の見分け方
怪しい求人を避けるには、応募前に求人票のどこを確認すればいいかを知っておくことが大切です。入社後に後悔しないよう、チェックすべきポイントを押さえておきましょう。
ポートフォリオの提出を求めているか確認する
求人票にポートフォリオの提出が明記されているかどうかは、最初に確認すべき項目のひとつです。ポートフォリオを求める企業は、応募者のデザインスキルを重視しているといえます。
逆に、ポートフォリオの提出が一切不要な求人は、デザイン業務を本来の目的としていない可能性があります。応募前に求人票を細かく読み、不明な点があれば企業に直接問い合わせる姿勢も重要です。
会社の規模・設立年数・口コミを調べる
気になる求人を見つけたら、必ず会社名で検索して情報を確認しましょう。会社のWebサイトがない、事業内容がWebとまったく関係ない、従業員数が極端に少ない、設立から間もないといった点は注意サインになります。
また、口コミサイトやSNSで過去の従業員の声をチェックすることも有効です。「入社したら別の仕事だった」「離職率が高い」といった情報があれば、応募を見送ることを検討しましょう。
仕事内容と勤務地が具体的に書かれているかを見る
信頼できる求人は、業務内容が具体的に記載されています。Webサイトのデザイン・コーディング業務、PhotoshopやFigmaを使用したバナー制作など、実際の作業がイメージできる記載があることが望ましいといえます。
一方で幅広い業務や勤務地応相談といった曖昧な表現が多い求人は、入社後に想定外の業務を任されるリスクがあります。勤務地についても、クライアント先への常駐や派遣元が頻繁に変わるような表記がある場合は慎重に検討しましょう。
まとめ
Webデザイナーの未経験OK求人のすべてが怪しいわけではありませんが、なかには入社後にデザインとはまったく関係のない業務に配属されるケースが実在します。怪しい求人に共通しているのは、ポートフォリオ不要、研修内容が不明確、業務内容が曖昧といった特徴です。応募前に会社の情報や口コミを調べ、求人票の内容を細かく確認することで、こうしたリスクを避けられます。未経験からWebデザイナーを目指す場合は、まずデザインの基礎知識やツールの操作を学び、ポートフォリオを用意しておくと応募できる求人の幅が広がります。自分のスキルを正当に評価してくれる企業を見極める目をもつことが、転職成功への近道となるでしょう。
-
引用元:https://www.tokyo-designplex.com/
補助金活用が可能で、実践にも強い!-
Point
完全クラス制&現役プロの指導で即戦力に!
-
Point
教育訓練給付制度の利用で学費の80%(最大64万円)が支給!
-
Point
国内初となる本格的なUX / UIデザインカリキュラムも選択できる!
-
Point
