WEBクリエイター能力認定試験とは?受験の必要性や難易度は?

公開日:2022/01/01 最終更新日:2023/11/17

会社や個人でもWEBを使用する機会が増えてきた現在、WEBクリエイター能力認定試験を受験しようとする方が増えています。試験について調べたときに試験内容やメリットについて疑問を持ったことはありませんか。この記事ではWEBクリエイター能力認定試験の試験内容や難易度、勉強することのメリットを解説するので参考にしてください。

WEBクリエイター能力認定試験とは

WEBクリエイター能力認定試験は、ビジネス能力認定サーティファイが主催する民間試験で「WEBサイトを構築する上で必要なHTMLやCSSなどの知識レベルを測る認定試験」になります。

2005(平成17)年からスタートした比較的新しい資格であり、WWWで利用される技術を世界的に標準化することを目的としたW3Cに準拠しているマークアップスキルを測るための試験です。WEBクリエイター能力認定試験では、WEBサイトのデザイン能力とコーティング能力が問われ、試験はHTML5、XHTML1.0、HTML4.01の3種類があります。

また、それぞれがスタンダード、エキスパート、上級、初級のレベルに分けられているので、ご自身の能力に合わせて認定試験を受けることができます。「デザイン能力」を問うような資格試験とよく勘違いされますが、そういったクリエイティブな内容は試験では問われません。

WEBクリエイター能力認定試験は難しいの?

WEBクリエイター能力認定試験の試験内容を見てみるとHTMLのタグやCSSのプロパティについての基礎知識が問われています。受験者数は累計で1万8,000人以上、合格率は毎年90%程度といわれており、さほど難しい試験でないことがわかります。基本事項を押さえてしっかり勉強すれば問題なく合格できるでしょう。

WEBクリエイター能力認定試験の合格ラインは65%の正答率となっているので、7割正解すれば合格できるということです。多くのサイトでも書かれているように実際の制作現場ではこういったHTMLやCSSに関する知識というのはさほど重要視されていません。そのため、WEBクリエイター能力認定試験に合格したからといってスキルのアピールにはならず、就職や転職で他社と差別化できる資格だとはいえないでしょう。

どうやって勉強すればいいの?

WEBクリエイター能力認定試験の勉強は、参考書や問題集による独学が基本です。オンライン講座や通信講座もありますが、利用せずとも独学で合格可能な試験だといわれているので、参考書や問題集を購入して繰り返し演習を行いましょう。参考書を活用することで試験に必要な知識やスキルを身につけることは充分に可能です。頻出問題や重要ポイントがわかりやすく掲載されているので、解説を読むだけでも試験対策になるでしょう。

WEBクリエイター能力認定試験の必要な勉強時間はスタンダードで24時間程度、エキスパートでは38時間程度といわれていますが、ご自身の能力や理解力に影響されるため、それだけ勉強すれば合格できるというわけではありません。あくまでも参考程度に留めておいてください。

試験を受けるメリットはある?

WEBクリエイター能力認定試験の合否にかかわらず、勉強することで得られるメリットが2つあるので、どのような内容か詳しく見てみましょう。

WEBクリエイターとしての基礎知識を取得できる

合格率を見てもわかるとおり、WEBクリエイター能力認定試験はWEBクリエイターに関する資格試験の中でもハードルが低い試験であり、受験資格も設定されていないためWEBデザイナーを目指す方の入り口として受験する方が多いようです。試験の内容も基礎知識レベルであるため就職や転職で有利に働く資格はありませんが、WEBデザインに興味を持ち始めた人には新たな道を切り開くきっかけになるかもしれません。

具体的にはWEBデザイナーとして将来活躍したい人、WEBデザインの基礎知識を習得したい人、新しい分野での知識が欲しい人が対象で、これからWEBデザイナーを目指す方には必要な基礎知識が得られるのでオススメです。

仕事の効率化を図ることができる

試験では実際の制作現場と同等程度の時間設定をしているため、勉強することでスピードや効率を上げることにもつながります。WEBクリエイターやWEBデザイナーに求められるのは専門技術だけでなく、顧客が要求する納期の中で最大のパフォーマンスを発揮しつつ計画通りに制作を進めることができる効率性です。我流で制作を進めていくと効率は著しく低下してしまうので、体系的で統一されたオーサリング方法を身に付けることが仕事を行う上で重要になってきます。

まとめ

WEBクリエイター能力認定試験について試験内容や難易度、得られるメリットを解説しました。試験の難易度は決して高くないため、独学で充分合格できるレベルになります。すでにWEBクリエイターやWEBデザイナーとして活躍している方にはまったく必要がない資格ですが、新たに目指そうとする方にはスキルアップにちょうどよいレベルの試験です。新たな道を切り開くきっかけとしては最適な資格だといえるでしょう。

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