HTMLとは?WEBデザイナーを目指すなら知っておきたい基礎知識

公開日:2022/09/01 最終更新日:2024/04/24

働き方が多様化している現在、自宅でできる仕事の幅も増えてきています。WEBデザイナーはホームページの作成やWEBサイトのデザインを担当する仕事であり、需要が高まっていて注目を集めている仕事です。

今回は、WEBデザイナーとして活躍するうえで欠かせないHTMLやJavaScriptの基礎知識、そしてコーティングについて解説します。

そもそもHTMLとは

HTMLとはHyper Text Matkup Languageの略であり、WEBサイトを構成する言語です。ハイパーテキストとはWEBサイトに画像や動画を挿入したり別のWEBサイトのリンクを貼ったりと、さまざまな役割を果たしてくれるものです。

マークアップとは文章の構成・役割を示すもので、見出しや表、段落がこれに当てはまります。文章が構成されている要素を表しているといえば伝わりやすいでしょう。

このHTMLによって、検索エンジンが「このWEBページはこのような構造になっている」と把握できるのです。もっと分かりやすく表現するのであれば、WEBページに表示されている文字そのものです。

文字がすべて同じ大きさだったり色だったりすると、どこが重要なのか、どの部分に力を入れているか伝わりにくくなってしまいます。そこで、テキストの色や大きさ、太さ、装飾によってアピールするのです。

さまざまなバージョンがある

HTMLにはHTML4、HTML5などいくつか種類が存在します。数字が大きいほど新しいバージョンであり、それ以前のバージョンに比べグラフィックの描画や音声・動画の再生が容易になっている点が特徴的です。

今まで行えなかった処理に対応できるようアップデートされることも多く、新しいバージョンが使えるほど自分によって有利になるといえるでしょう。

HTMLのタグ・種類

HTMLのタグとその種類について説明します。HTMLは、文字を装飾するために使われるものであり、タグで挟んだ部分を要素といいます。そのままだとほかの文章と大きさも太さも変わらない要素が、HTMLのタグで囲むことで見出しになったり装飾が施されたりするのです。

主なHTMLタグ

タグの種類ですが、主なものとして見出しにつかわれるhタグがあります。これはh1、h2、h3のように、任意で小見出しをつけることも可能です。

続いて、通常のテキストに使われるのがpタグです。段落として1つのまとまりにしたい時に使うものであり、pタグを使用すると自動的に改行されるほか、pの開始タグと終了タグで囲んだ文章はタグ内で改行してもブラウザで見た時には改行されません。

そのほかに、箇条書きで使われるliタグ、リンクを挿入できるaタグ、画像を表示するimgタグ、太文字にする際のstrongタグ、表を挿入できるtableタグなど、さまざまなものがあります。ImgタグはPNG、JPEG、GIFなどWEB上で広く使われている画像のほかに、PDFやアニメGIFなども表示できます。

簡単なものから非常に複雑なものまで多種多様であり、ここで紹介したのはあくまで一例に過ぎません。HTMLタグを使いこなすことで、より魅力的なWEBページの作成ができてWEBデザイナーとしての評価が上がることにつながるでしょう。

HTMLの書き方

HTMLは、タグで要素を囲むという書き方が基本です。たとえば、見出しに使いたい文章があった場合「<h1>要素</h1>」と入力します。これでその要素がほかの文章とは異なる役割を果たしてくれるようになります。

最初の<h1>が開始タグ、終わりの</h1>が終了タグです。終了タグには「/」を忘れずにつけてください。これがなければ表示が崩れてしまうので注意しましょう。

HTMLはタグを駆使して文字や画像、映像、リンクなどに役割を与えるものとイメージしてください。これによってWEBページにメリハリがついて「ここを見れば重要な部分が分かる」「自分が知りたい情報はこの段落に書かれている」ということが、閲覧している人に分かりやすくなるのです。

そして、検索エンジンから見て優秀なページ、内容を認識しやすいページだと判断されれば、アクセス数が狙えて検索時に上位に表示されやすくなる点が特徴的です。

特別なツールは必要ない

有料のHTMLツールもありますが、標準仕様のテキストやメモ帳でHTMLを書くことも可能です。よく使うタグはあらかじめメモ帳に登録しておけば、WEBページを作成する際にそこからコピー&ペーストをしてすぐに適用させることができます。

また、メモ帳にHTMLタグで挟んだ要素を記入して、拡張子をhtml形式、保存先はデスクトップ、ファイルの種類はすべてのファイルで保存します。そうして保存したファイルをクリックすると、ブラウザ上に自分が作成したHTMLが表示されるようになるのです。

WEBページを作成する際にいちいち手間をかけることもなく、見やすいページを作れます。魅力的なページを作ってWEBデザイナーとしての実績を積み、より条件のよい仕事がもらえるよう励んでください。

WEBデザイナーにも必要?JavaScriptの基礎知識を解説!

JavaScriptはプログラミング言語の1つであり、これを使うことでさまざまなことが可能になります。たとえば、ブラウザ上で画像を拡大し見やすくしたりポップアップウィンドウを表示させたりといった視覚的なことから、ランキングの表示や内容の並べ替え、検索機能の追加など作る側にとっても実用的なメリットをもたらしてくれるのです。

WEBサイトに応用することで、動きやサービスなどの付加価値が加わります。プログラミングをしたことがない人にとっては、なじみがなく必要性を感じないかもしれません。

しかし、実はインターネット通販サイトにおいて商品をカートに入れた時に料金を計算してくれるプログラムに使われるなど、多くの人々にとって身近な存在なのです。普段の生活のさまざまな面でJavaScriptのサポートを受けているということです。

WEBデザインにおけるJavaScriptの必要性

プログラミング言語であり、視覚的効果やページを見やすくすることが期待できるJavaScript。これをどのようにWEBデザインに応用していけばいいのでしょうか。

WEBデザイナーがWEBページを作成する場合、一般的にHTMLやCSSといった機能を用いていきます。この2つがあれば充分という訳ではなく、JavaScriptを使うことでこのHTMLとCSSに指示を出し、アニメーションやボタンなどWEBサイトに動きをつけることが可能になります。

ある画像を複数枚掲載する際に、自動で切り替わるスライダーという機能もJavaScriptを使うことで適用できるのです。WEBページを閲覧する側の手間を少しでも減らすことで「見やすい」「分かりやすい」と思ってもらい興味を惹くことにつながるでしょう。

JavaScriptは動きを加える簡単なアニメーションだけでなく、サーバーと通信したり広告を設置したりする際にも使われています。この理由として、JavaScriptを実行させるためのソフトウェアがブラウザに標準装備されていることがあげられます。

つまり、WEBページを作成するうえで必要なHTMLやCSSもJavaScriptを使うことが大前提とされているのです。JavaScriptについて理解を深めておけば、クライアントのイメージとの差が生まれにくくなり希望に沿ったWEBページを作れることにつながっていくでしょう。

WEBデザインにおけるJavaScriptの役割

DOM(DocumentObjectModel)は、JavaScriptを使うことでHTMLをコントロールできる仕組みのことをさします。HTMLでよく使われるタグはブラウザ側が作成してくれるため、JavaScriptを利用してHTMLを操作し魅力的なWEBページ作りに役立ててください。

WEBサイトを閲覧する際には、マウスをクリックしたり文字を入力したり画面をスクロールしたりと、さまざまなアクションが必要です。これらを総称してユーザーアクションといいます。

実は、ただマウスをクリックしただけでは何も起こらないのです。この「マウスをクリック」というアクションを行うことで「WEBページが開く」という処理につながるのもJavaScriptのおかげなのです。

また、WEBページの中には自動で画像が切り替わるものもありますが、これもJavaScriptで制御可能です。必要な情報を入力する際に、不足があるとエラーが表示されて次に進めなかった経験はありませんか?

間違い防止として使われているこの機能も、JavaScriptが応用されています。

JavaScriptの基本的な書き方・使い方

JavaScript書き方・使い方について説明します。まず、メモ帳やテキストを使って必要なテキストファイルを作成しましょう。

それを保存しておき、実際にJavaScriptのコードを加えていきます。この工程をコーディングと言います。

たとえば、ポップアップさせたい部分をJavaScriptのコード「<script></script>」で囲んでください。その後、ファイル形式をすべてのファイル、拡張子を「.html」でデスクトップに保存します。

それを任意にブラウザで開くと、ポップアップが表示されるという仕組みになっています。これはとても簡単な例ですが、ここにプラスアルファしてさまざまなコーディングを行うことでより視覚的効果のあるページが作成できるのです。

魅力的なWEBページを作るためにも、JavaScriptを正しく勉強することが重要です。今は多種多様な本や動画が世の中に存在していて、自分で勉強することも可能です。

費用を抑えられる一方で、自分のレベルにあった教材を見極めたり分からないことがあってもある程度自分で解決しなければならなかったりする点がデメリットです。スクールや通信講座に申し込み、プロから実際に操作を教えてもらうという方法もあります。

こちらは費用が掛かるものの、まったく知識がない状態から始めても上達しやすいといえます。それぞれのメリット・デメリットを比較して、自分にあった方を選んでください。

WEBデザインにおけるコーティングの基礎知識

WEBデザインには色んな専門用語が飛び交いますが、そもそも「コーティング」とは一体どのようなものでしょうか。簡潔にいえばHTMLなどの言語を使ってWEBデザインをネット上で見られるように加工する作業を指します。

広く見てもらえる状態にコーティングを行うことで、初めて素敵なWEBデザインとして完成するのです。では、知っておくべきコーティングの基礎知識とはどのようなものでしょうか。

HTMLをマスターしよう

WEBデザインの仕事に関わると頻繁に扱うことになるものが「HTML」です。先ほども紹介しましたが、HTMLとはいわゆるマークアップ言語と呼ばれているものの1つです。

マークアップ言語とは「構造を見せるための言語」です。もう少し分かりやすくいうと、文字を強調し、アピールするためのものです。

文字だけを単純にWEBサイト上に打ち込んでもコンピューターが文章を適切に処理できるわけではありません。そこで、HTMLによってマークすることで認識をさせます。頻繁に使うものなので、基礎中の基礎としてマスターしましょう。

CSSをマスターしよう

HTMLと並んで必須のマークアップ言語が「CSS」です。CSSは簡潔にいうと「スタイルを決定するための言語」です。HTMLで書いた文章に色を付けたい場合などにCSSを活用します。

簡潔なWEBページのデザインならHTMLとCSSでも充分に完成します。ここにプロメイドな加工を加えたいならJavaScriptを加えていきます。

WEBデザイナーがコーティングスキルを身につけるメリット

成長の一途をたどっているWEB業界において、WEBデザイナーとしてコーティングスキルを身に付ける場合には、一体どんなメリットがあるでしょうか。主なメリットは2つ挙げることができます。

副業も独立も目指せる

安定した人気のあるWEBデザイナー業において、コーティングスキルを身に付けることで、副業としての収入も、デザイナーとしての独立も目指せるようになります。デザインだけに特化しているWEBデザイナーもたくさんいますが、デザインに加えコーティングの知識や技術をマスターすると、さらなる飛躍が期待できます。

ほかのデザイナーとの差をつける絶好のチャンスです。

優良なサイトを作れる

デザインにいくらこだわっても、HTMLやCSSを実装していないサイトは未完成の状態です。完成していない状態では、優良のサイトとはいえません。

デザインとコーティングを両方知っておくことで、初めて機能性のあるサイトが完成します。コーティングをマスターすることで、無為な作業や確認を大幅に減らすことができるメリットもあります。

WEBデザインのコーティングの勉強方法

WEBデザインのコーティングをマスターしたい、身に付けたいと感じたら早速勉強をスタートしましょう。では、一体どのようにコーティングの勉強を行えばよいのでしょうか。

オンラインスクール

新型コロナウイルスの流行を背景に、WEB会議やオンライン授業などが広く行われるようになりました。オンラインスクール業界も盛り上がっており、コーティングに関する授業も開校されています。

独学でマスターすることが費用としては一番安価ですが、持続を維持したり分からないことを質問したりできません。オンラインスクールなら、自宅に居ながらにして講師にアドバイスをもらうこともできます。

通学費用がかからないというメリットもあります。

通学型スクール

仕事や学校帰りに気軽に寄れる通学型スクールも、安定した人気があります。自宅ではなかなか学ぶ環境を整えることが難しい場合や、対面式で勉強をする方が効率的な場合には、通学型スクールを選択することがおすすめです。

教室で自主学習ができることも多く、オンラインとは異なった魅力もあります。また、通学型は仲間が見つかることも挙げられます。

仲間とともに成長を目指すことで、やる気が維持できるでしょう。

WEBデザイナーはコーティングできないと仕事がなくなる?

コーティングは、すでにWEBデザインとして活動している方の間でも話題です。WEBデザイナーを目指す以上、やはり気になるのは「コーティングの必要性」でしょう。

コーティングができないとWEBデザイナーとしての仕事はなくなってしまうのでしょうか。結論からいうと「コーティング知識がないと、仕事の受注は厳しい」時代に突入しています。

現在WEB業界はさまざまなデバイスに対応したデザインを提供する必要があります。パソコンやスマートフォン、タブレットです。

自分でデザインもコーティングもできると、さまざまなデバイスに対応した「レスポンシブデザイン」に対応できないのです。分業制が基本のWEB業界において、デザイナーとしての立ち位置を確保していくためにも、コーティングはマスターしておきましょう。

まとめ

今回はHTMLやJavaScript、コーティングについて解説しました。これらは耳慣れない単語かもしれませんが、実は自分がよく見ているWEBページをより魅力的にするためのものなのです。

WEBデザイナーの地位は向上してきていますが、満足いくまで稼げるようになるには知識やスキルを磨かなくてはいけません。HTMLなどを使いこなして素敵で見やすいWEBページを作成し、自分の評価を上げていきましょう。

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