3DCGデザイナーとはどんな仕事?必要なスキルやなる方法をご紹介

公開日:2023/03/01 最終更新日:2023/11/16

VRや3Dプリンターなど、数十年前では考えられなかったものが身近な存在になっており、それと同時に3DCGデザイナーの需要が拡大しています。しかし、誰でも簡単になれるものではなく、知識やスキルを必要とする仕事です。そこで本記事では、どのような仕事なのか解説したうえで、必要なスキルや仕事内容を解説します。

3DCGデザイナーとは

VRや3D映像、3Dプリンターなどが身近な存在となり、街中の広告やゲーム、デザインなどで3Dが活用されているのを頻繁に見かけるでしょう。このような3Dのコンピューターグラフィックを使ってデザインを作る人のことを3DCGデザイナーといいます。

ただ、一口に3DCGデザイナーといっても細かな職種があり「モデリング」「エフェクト」「ライティング」「モーション」「レンダリング」などがあります。たとえば、モデリングはキャラクターや背景、アイテムなどの立体データを作成するのが主な仕事です。次にモーションという職種ではモデリングで作成された3Dデザインを、実際に動かす作業のことを指します。どのような動きがキャラクターに合うか、より自然な動きは何かを考え、動きをつけていく作業となります。

このように、さまざまな職種があり、仕事内容は多岐にわたります。また、2DCGデザイナーと何が違うのか疑問に感じる方もいるでしょう。もっとも大きな違いは使用するソフトであり、3DCGでは「Maya」「3dsMAX」などのソフトを使って立体的なデザインを作成します。

一方、2DCGでは「illustrator」「Photoshop」などを使ってデザインを作成します。どちらにもニーズがあり、2DCGは紙媒体の印刷物もデザインできるので、映像以外のデザインに携われる点も違いといえるでしょう。

3DCGデザイナーの仕事内容

3DCGデザイナーの仕事内容は主に3つあります。

モデリング

モデリングはキャラクターや背景、アイテムなどの立体データを作成する工程を指します。デザインイメ―ジなどをもとに「ポリゴン」や「メタボール」といった表現技術で3Dデザインを作成します。キャラクターや人物だけでなく、必要に応じて背景なども作成します。

アニメーター

アニメーターは、モデリングで作成した3Dデザインに動きを加える工程です。モーション・モーションデザインとも呼ばれ、近年では技術が進歩しよりリアルな動きを表現できるようになっています。キャラクターや背景の動きによって、躍動感や心理描写が変わるので、重要な工程の一つといえるでしょう。

そのほかの業務

3DCGデザイナーはモデリングやアニメーターといった仕事のほか、エフェクトの作成やモデルを映し出すための撮影なども行います。たとえば、カーレースのゲームでは、臨場感や躍動感が欠かせないので、カメラの設定を工夫してコンセプトに合う映像を撮影する必要があります。

3DCGデザイナーの必要なスキル

将来性が感じられる3DCGデザイナーですが、スキルや知識が必要な職業です。3DCGデザイナーに必要なスキルは主に3つ挙げられ、一つがデザインソフトを扱うスキルです。3DCGデザインは「Maya」「3dsMAX」といったソフトで作成されるため、基本のソフトを扱えるのは必須のスキルといえるでしょう。

ただ、3DCGデザインは3Dのデザインだけを作成するのではなく、2Dのデザインを作成する場面もあります。そのため「Photoshop」「illustrator」などのソフトを扱うスキルも必要となります。

また、3DCGデザインは立体的なデザインを作る仕事のため、デッサンのスキルが基本の技術として求められます。デッサン力の高いデザイナーは3DCGでもクオリティの高いデザインを提供できる傾向にあり、デッサン力は必要なスキルといえるでしょう。

そのほか、3DCGデザインは業務内容を細かく分けてチーム制で仕事を進めていくことが多いため、ほかの業務担当者とスムーズな連携を取るためのコミュニケーション能力も大切です。一人で作業を進めるイメージがあるかもしれませんが、円滑な業務を進めるためにコミュニケーション能力は必要なスキルなのです。

3DCGデザイナーになる方法

3DCGデザイナーを仕事にするにあたり、必ず必要な資格や学歴はありません。そのため、目指せばだれでもなれるといえますが、3DCGという特殊なデザインを作るので専門のソフトを扱うスキルは必要になります。

また、2Dのデザインを作成するソフトや色彩検定、CGクリエイター検定などの関連スキル・資格などを取得しておくと依頼を受けやすくなります。なお、3DCGデザイナーの勤務先はゲーム制作会社または映像制作会社が一般的です。ただし、実績やスキルを積めば、独立開業してフリーランスとして活躍できるケースもあるでしょう。

まとめ

近年需要が拡大している3DCGデザインですが、専門的な知識やスキルが必要な仕事といえます。3DCGデザイン専門のソフトを使えるスキルやデッサン力、コミュニケーション能力などが欠かせません。ただ、将来性の高い仕事のため、一定のスキルや能力がれば、ゲーム業界や映像制作会社などで重宝される人材になれるでしょう。また、自分のスキルを磨ける仕事なので、独立開業してフリーランスとして活躍するなどのキャリアパスも目指せます。

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