UI(ユーザーインターフェイス)とUX(ユーザーエクスペリエンス)デザインは、会社の顔ともいえるホームページなどの重要な要素です。しかし、問題なのは勉強方法ではないでしょうか。なぜなら、むやみに勉強しても知識や技術が身につくとは限らないからです。そこで当ページでは、UX/UIデザインの効果的な勉強方法をご紹介します。
UX/UIデザインを勉強するメリット
UX/UIデザインの勉強は、理解するまでが大変かもしれません。しかし、UX/UIデザインの勉強を進めていくとさまざまなメリットがあります。
満足度の向上
そもそもUIとはデザイン性や操作性、UXはホームページなどに訪れた方の体験を意味した言葉です。たとえばデザインの場合は、UIを勉強するとセンスがよいだけでなく「見やすさ」「分かりやすさ」が向上します。また操作性の場合は、扱いやすさです。
このようなきめ細かなデザインは、最終的に利用者の満足度につながります。たとえば、自分自身がどこかのサイトを利用したときに、使いづらさなどを感じたことがありませんか。このように感じた内容は、サイト運営側にとって改善点といえるでしょう。利用者が感じた「見やすい」「分かりやすい」「扱いやすい」といった体験は、まさにUXです。
正確な情報伝達
UX/UIデザインを深く理解すると、利用者に正確な情報伝達が行えます。正確な情報は、利用者の商品選びや購買意欲に直結するため、とても重要な要素です。また、社内で正確な情報伝達をつねに意識していると、よいものを創るという仕事に関する考え方や社風にもよい影響を与えます。
UX/UIデザインの勉強方法
UX/UIデザインを学ぶときは、基礎学習、ツール選び、実践の3つが大切です。もちろん、実践は基礎学習やツール選び後となります。
基礎をしっかり学ぶ
UX/UIデザインを学ぶときは、必ず基礎をしっかり学ぶようにしましょう。なぜなら、基礎を学ばないと利用者側に立った最適なデザインが思い浮かばないからです。UIとUXの基礎は、関連性の高い情報を近くにする、一体性、コントラスト(強弱)、特徴あるものの繰り返しの4つで構成されます。また、勉強方法には独学とスクールのどちらかが一般的ですが、費用を安く済ませたい方は本屋さんで専門書を購入して勉強しましょう。
ツール選び
UX/UIデザインを勉強するときは、最適なツールを見つけましょう。デザインに関連するツールには、Adobe XD、Figma、Sketch、Photoshopなどさまざまな種類が公開されています。しかし、すべてのツールが同じ機能を備えているわけではありません。ほとんどのツールは、一時的に無料で使える体験コースを準備しています。気になるツールが見つかったときは、できる限り試して、自分に適したツールを使いましょう。
テスト的な設計の実践
基礎をはじめ、UIとUXの知識をしっかり弁用したらテスト的な設計を行いましょう。もちろん、最初から上手にできるとは限りませんが、実践することで今まで勉強した知識が確実に身に付きます。また、テスト的な設計を行うと、勉強不足の部分や弱点も見つかるでしょう。
基礎から実践まで学びたい方はスクールがおすすめ
ここまででUX/UIの方法を学びましたが、独学では限界があるでしょう。そこでおすすめしたいのが、デザインスクールへ通うことです。中でも、当サイトで紹介している東京デザインプレックス研究所には、UIとUXに特化した専攻が用意されています。講義ではグーグル社も採用している「Design Sprint」や「Design Doc」を用いるので、デザインへの知識がより高まることでしょう。
UX/UIデザインの勉強におすすめの本
UX/UIデザインの勉強におすすめできる本をご紹介します。ご紹介する本は、基本的な勉強に役立つ本と特化した本の2種類です。
ノンデザイナーズ・デザインブック
ノンデザイナーズ・デザインブックは、マイナビ出版から刊行された本です。当ページでもご紹介したデザインを構成する4つの基本を勉強できます。UX/UIデザインの基本を集中的に学びたい方にはおすすめの本です。
はじめてのUIデザイン
はじめてのUIデザインは、PEAKSから刊行された本です。UIデザインの基本から解説しているため、UX/UIデザインをまったく知らない初心者でも読みやすくなっています。また本の内容は、複数の現役デザイナーの経験なども参考にしています。
UXデザインの教科書
UXデザインの教科書は、丸善出版から刊行された本です。本の内容は、UXデザインのみのため、UXデザインを集中的に学べます。UIとUXの専門書を一冊ずつ揃えると、それぞれの知識が深まるでしょう。
短期間でスキルを身に付けたい方はスクールがおすすめ
ここまででUX/UIデザインの勉強におすすめの本を紹介しました。しかし、読むのに時間がかかるため、効率的に学習することはできません。
そこでおすすめしたい方法がスクールへ通うことです。スクールでは実践経験のある講師がサポートしてくれます。先述した東京デザインプレックス研究所では再受講制度や作品制作サポート、給付金が活用できるなど、たくさんのサポートが魅力です。ここでは今後のデザインに必須の知識であるUX/UIを学べるので、短期間でスキルを身に付けたい方におすすめです。
UX/UI設計におすすめのツール
デザインツールは、SketchやAdobe XDをはじめ、さまざまなツールが存在します。UX/UI設計を行うときは、たくさんのツールの中から自分に適したツールを選びましょう。たとえばSketchは、UI専門といってもよいツールです。頻繁にアップデートが行われているため、どんどん新しい機能が追加されています。最大の特徴は豊富なプラグイン、その数は700以上にもおよびます。
また、Adobe XDは、Acrobat Readerでお馴染みのAdobeのツールです。Adobe XDもSketch同様に頻繁なアップデートを行っており、無料体験版や月額コースなどが用意されています。さらに、Figma、PhotoshopといったツールもUX/UI設計におすすめできるツールです。
スクールでは、このようなツールを積極的に扱って授業を行います。AdobeツールやSketchはWebデザイナーになっても使い続ける必須アイテムのため、早い段階で慣れておくのが重要です。ここではUIやUXの専攻も用意されているので、Webデザインスクール探しでお困りの方は、どんなツールで学習できるのかチェックしておくのもおすすめです。
まとめ
UX/UIデザインを勉強する方法は、独学とスクールのどちらでも学べます。ただし、なるべく安く学びたいのであれば本などを使った独学でも問題ありません。本屋に足を運べばさまざまな専門書が並んでいます。自分に適した本を購入し、使いやすいツールに出会えれば効果的な勉強が可能です。まずは、UX/UIデザインの基本から学び、利用者が喜ぶようなデザインを目指しましょう。