WEBデザインにおける文字フォントの選び方

公開日:2025/07/15
WEBデザイン 文字フォント

WEBデザインにおいては、文字のフォントも重要な要素です。WEBページにあった適切なフォントを選ぶことで、サイトを読みやすく、かつ魅力的なものにできます。本記事では、WEBデザインで用いられるフォントや、フォントを選ぶ際のポイントを紹介します。WEBデザインの勉強をしている人の一助となれば幸いです。

WEBデザインに用いられるフォント

WEBデザインにおけるフォントには主に「デバイスフォント」と「WEBフォント」の2種類があり、それぞれに特徴があります。

デバイスフォントの特徴

デバイスフォントは、パソコンやスマートフォンのOSに標準搭載されているフォントです。すべてのデバイスにインストールされているため、表示速度が速く、ライセンス料が無料という利点があります。

しかし、使用できるフォントの種類には限りがあり、デザインに制約が生じることがあります。

WEBフォント

WEBフォントは、インターネット上やサーバーに保存されているフォントデータを読み込み、WEBページで表示する技術です。WEBフォントの大きな魅力は、豊富な種類から選べることです。

これにより、サイトに合わせたデザインを作りやすいです。しかし、WEBフォントにはライセンス料がかかるものも多く、フォントデータが大きいため、表示速度が遅くなる可能性があります。

フォントと書体の違い

「フォント」と「書体」は、似たような意味で使われることがありますが、実際には異なる概念です。ここでは、その違いについて解説します。

フォントとは

フォントは、パソコンやインターネット上で書体を表現する手段です。フォントは書体をデジタル化したものであり、コンピュータやWebブラウザ上で利用できる形にしたものです。

フォントは、デジタルデータとして管理され、文字を画面上で表示するために必要な情報を含んでいます。

書体とは

書体とは、デザインが統一された文字の集合体を指します。元々は、サイズやデザインが同じ欧文活字を指していました。たとえば「明朝体」や「ゴシック体」といったものが書体に当たります。

書体は、文字ごとに特定のデザインが統一されており、そのデザインが一貫して適用された文字の集まりです。また、書体は1文字ごとに決められたサイズで作られているため、サイズ変更ができない仕様になっています。

つまり、特定のサイズで設計されているのです。そのため、異なるサイズで使用する場合には、別の書体を選ばなければいけません。

WEBデザインにおけるフォントの選び方

Webサイトのフォント一つで、サイト全体の印象は大きく変わります。また、視覚的に心地よく使いやすいフォントを選ぶことは、ユーザーの体験を向上させることにつながります。

これは、サイトの目的を達成するために欠かせません。ここでは、Webサイトのデザインに合ったフォントの選び方について、重要なポイントを解説します。

文字が見やすいフォントを選ぶ

最も重要なフォント選びの基準は、文字の見やすさです。文字が視認しやすいフォントは、サイズや背景色が変化しても潰れることなく、はっきりと読み取れます。

視認性が高いフォントを選ぶためには、文字ごとの太さや形のバランスが取れているか確認することが大切です。

情報が伝わりやすいフォントを選ぶ

Webサイトの目的は、ユーザーに情報を正確に伝えることです。そのため、情報が伝わりやすいフォントを選ぶことが非常に重要です。伝わりやすいフォントは、判読性が高く、視覚的に読みやすい特徴があります。

とくに、似ている文字の判別が容易であることが大切です。もしこれらの文字が見分けにくいフォントを使用すると、情報が誤解される可能性が高くなり、サイトの信頼性が低くなってしまいます。

読み取りやすいフォントを選ぶ

Webサイトに訪れるユーザーは、長時間のスクロールやテキストの読み込みを行います。そのため、読み取りやすいフォントを選ぶことも非常に重要です。可読性が低いフォントを選んでしまうと、ユーザーが1文字を読むのに時間がかかり、その結果としてWebサイトから離脱してしまう可能性があります。

とくに、長文や記事の多いWebサイトでは、可読性の高いフォントがユーザーの離脱を防ぐために欠かせません。可読性が高いフォントは、文字間隔や行間の設定が適切で、文字の形状がシンプルであることが特徴です。

たとえば、過度に凝ったデザインのフォントや、文字の間隔が狭すぎるフォントは、読み手にとって負担となることがあります。適切な行間や文字間隔を設定することで、文字が詰まりすぎることなく、スムーズに読み進められるようになります。

ブランディングに合ったフォントを選ぶ

フォントはサイトの印象を大きく左右するため、Webサイトの目的やブランドのイメージに合ったものを選ぶことが重要です。たとえば、ファッション系のサイトであれば、エレガントで洗練された印象を与えるフォントが適しているでしょう。

反対に、技術系やビジネス系のサイトでは、堅実で信頼性を感じさせるフォントが好まれることが多いです。

モバイルファーストを意識したフォント選び

近年は、スマートフォンなどのモバイルデバイスでWebサイトを閲覧するユーザーが増えています。そのため、モバイルファーストでフォントを選ぶことも大切です。

小さな画面でも文字が読みにくくならないように、視認性の高いフォントを選ぶとともに、デバイスごとの表示バランスを調整することが求められます。モバイル対応のWebフォントを使用し、レスポンシブデザインを採用することで、どのデバイスでも快適に閲覧できるサイトを作成できます。

まとめ

Webデザインにおけるフォント選びは、サイトの印象を大きく左右する重要な要素です。文字が見やすく情報が正確に伝わるフォントを選ぶことで、ユーザーの体験を向上させられます。そして、サイトの目的を達成することにもつながるでしょう。そのため、視認性や可読性を重視し、サイトの目的やブランドに合ったフォントを選びましょう。また、モバイルファーストを意識し、あらゆるデバイスで快適に閲覧できることを意識するのもデザインの成功に繋がります。フォント選びは、Webサイトの魅力を引き出す重要なポイントです。

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