Webデザイナーとして働いている方のなかには、フリーランスとして働きたいと思っている方も多いのではないでしょうか?しかし、フリーランスとして働くことに対して不安を抱えていることもあるでしょう。この記事では、フリーランスのWebデザイナーとして働くメリット・デメリットを紹介します。ぜひ参考にしてください。
フリーランスのWebデザイナーとして働くメリット
フリーランスとして働くメリットを5つ紹介します。現在の働き方に不満を持っている方は、働き方を考えるきっかけにしてください。
働けば働いた分だけ稼げる
一般的に雇われている間は、どれだけ数多くのタスクをこなしても、給料は変わりません。給料を上げてもらうためには長期期間を要するということもあります。しかし、フリーランスならば、取り組んだ結果に対して収入が増えるため、働けば働いた分だけ収入が増えます。時間の使い方次第では、雇われている時よりも稼げる可能性が十分にあるのがフリーランスの魅力です。
時間に縛られない
雇われていると、出勤や退勤などの時間が決められていることがほとんどで、時間に自由がないと感じることが多いでしょう。しかしフリーランスでは、1日中働くことも、働かないこともできます。1日の働く時間の調整が自由なので、ストレスを感じることが少なくなります。
とくに、子育てや家事などといった、仕事よりも優先させたいことがあれば、そちらを優先することも可能です。また、仕事を詰めて収入が大きい月があれば、長期休暇をとってゆっくりするといったスケジュール調整も容易です。
働く場所が自由
ネット環境さえあれば、どこでも仕事が可能です。通勤しなくてもよいので、満員電車や片道数時間の運転などをする必要がなくなります。カフェや図書館でも仕事可能で、自身の好きな場所で仕事ができるため、ストレスが減ります。
人間関係の問題が生じにくい
フリーランスは、一般的に1人で業務を行うため、上司や同僚がおらず、チームで働く必要がないため、人間関係の問題が生じにくくなります。ただし、クライアントとの折衝を自身で対応しなければなりません。そのため、コミュニケーション能力は必須で、案件を自身で売り込みにいく必要もあるため、他者と関係を築く能力が求められます。
案件の取捨選択ができる
雇用されていると、割り振られた仕事だけをすることが多いですが、フリーランスでは、自身で仕事を選べます。興味のある仕事や報酬によって案件を選べるため、業務上のストレスも少なくなります。
フリーランスのWebデザイナーとして働くデメリット
フリーランスのデメリットを3つ紹介します。デメリットを知らずして、フリーランスになることは難しいと思います。独立を判断するきっかけにしてください。
収入が安定しない
最初の頃は依頼されることがないため、自身で案件をとりにいかなければなりません。しかし、提案が通らず、収入がゼロの場合もあります。採用されたとしても、信頼を得るまでは単価が低く、時給換算すると最低賃金以下のことがほとんどです。軌道に乗り、多くの依頼を受けていたとしても、急に仕事がなくなる可能性もあります。対策としては、自身でブログを運営するなど、Webデザイナーから派生させて仕事を行うことも重要です。
常に知識をアップデートする必要がある
仕事が継続的にあったとしても、スキルをアップさせていかなければ、仕事がなくなる可能性があります。新しい知識を取り入れていく柔軟性が必要です。また、デザインの知識だけではなく、その時代のトレンドを知っておくことも重要です。とくにWebデザイナーはセンスによるところも大きいので、日々トレンドに敏感になり、感性を磨いておきましょう。
自己管理に時間がかる
スケジュール、体調、お金などあらゆる管理を自身でしなければなりません。自身のキャパシティを超えた仕事を入れてしまうと、徹夜で作業しなければならないこともあります。あるいは、体調不良になると仕事ができず、収入がなくなってしまうので、自己管理が何よりも重要です。また、年金や保険料などお金の管理もしなければなりません。確定申告なども必要となるため、日々の負担が増えることを念頭に置いておきましょう。
フリーランスのWebデザイナーになるためには?
フリーランスとして独立するには、しっかりとした準備が必要です。会社を辞めるまでにできることを3つ紹介します。
実績を作る
すぐに案件をとるには実績が必要となります。在職なかにポートフォリオを作成して信頼を得る準備をしておきましょう。なぜそのようにデザインしたのかなど、できるだけ言語化して、伝わりやすいポートフォリオにすることが重要です。
資金を貯める
すぐに仕事がない場合がほとんどなので、半年分ほどの最低限生活できる資金を持っておくことをおすすめします。パソコンの買い替えなど費用がかかる場合は、フリーランスになる前に資金を確保しておきましょう。かかった費用は、確定申告で経費として使えるため、領収書は取っておく必要があります。
人脈を広げておく
仕事の取り方には、自身で営業する方法もありますが、知人を通じて仕事が入ることも多々あります。前歴としてWebデザインの会社に勤めているならば人脈を広げておき、フリーランスになったあとも、関係性を保っておくとよいでしょう。なかなか1人では、フリーランスの状態が続かないことも多いので、デザイナーの仲間を作っておく必要もあります。
まとめ
フリーランスのWebデザイナーとして働くことには、さまざまなメリット・デメリットがあります。なんといっても自由度が高いことが魅力のフリーランスですが、収入の不安定さや自己管理の難しさなど懸念されることも多々あります。それらを踏まえたうえで、自身がフリーランスに向いているのか熟考してみることをおすすめします。